ミステリー・サスペンス

『絶望の楽園』1〜3巻レビュー カルト宗教に妄信する人間の狂気!

マンガ『絶望の楽園』(原作:tos・漫画:オギノユーヘイ・講談社)
オススメ度:★★★

あらすじ:17歳の初夏、母を亡くした。忙しい毎日の中で、少しずつ拡がった胸の穴を、彼女の笑顔だけが埋めてくれた。夏の盛り、青年は”楽園”に連れ去られた。地下労働、腐った食事、狂信的な信者たち。この地獄から脱け出す方法はただひとつ。偽りの信仰を捧げ、全てを騙せ──!

ゾンビあり、心理戦あり、エロあり!ネタバレ

新興宗教がベースとなってる話です。

なんだかいろんな漫画のいいとこ採りしたような印象がありますが、
ゾンビあり、心理戦あり、エロありで面白いです!

ある日、交通事故で母親を亡くした主人公 透。
その悲しみから逃れるために、近づいてきた同じ高校の同級生 京子と親密な関係になっていきます。
一夏の恋に発展……と思ったタイミングで京子が本性を表します。
そして京子に嵌められる形で新興宗教組織に拉致されてしまいます。

宗教団体の地下施設に送り込まれ、「禊」という名の肉体労働と説法の日々を送りますが、透はそこで、自分が師父の息子であり、宗教団体の後継者であることを知ります

無理やり連れてこられ、怪しい宗教団体の後継者と言われても、透にとっては何の魅力もなく、仲間となった小鳥遊(たかなし)と共に地下からの脱出を試みます。
そして今度は地上階にある本殿へと迎え入れられます。

そこで宗教団体の後継者が透だけではなく、他にも五人いることを知らされ、教団による誰が一番重要な後継者かの選別が始まります。

「師父を継ぎたい者」と「脱出したい者」との心理戦の始まりです。。

なぜ人を宗教にハマるのか?

舞台となってる宗教団体がこれまた怪しくて残忍でヤバいです。

いとも簡単に人を殺し、さらには死んだ人間を蘇生できる奇跡の力を師父は持っている!といいます。信者の前でこの奇跡を何度も見せることによって信者の心を掴んでいます。

これにはカラクリがありそうですが、そんな奇跡を目の当たりで見せられれば、誰だってカルト宗教を盲信してしまうんじゃないでしょうか?

でも汚れた魂が蘇っても死体を食べる餓鬼となってしまうんですけどね。

後継者が六人もいる理由

後継者の大切な務めの中に夜伽(よとぎ)があります。
本殿にいる若い女性信者は全員、後継者の種づけを希望してるとか。

まぁ、女は誰だって成り上がりたいと思うでしょうから、そうなりますよね(汗)

男にとってはハーレムで嬉しい環境かもしれませんが、うかうかもしてられません。
地上の試練に合格できず、しかも種馬としてもお役御免となれば、餓鬼に食されてしまうという末路が待ってますから。。。怖いです。

後継者ですらこの待遇ですから、師父となれば女の数は大変なことになりそうですよね。
すでに登場してる六人で済むのか!!生欲強そうな師父だし!!

後になって後継者の人数が増えるとかだけは、グダグダになるから絶対にやめて頂きたいです(><;)

後継者それぞれの生い立ちが興味深い

師父の息子たちの生い立ちがそれぞれ興味深いです。

全員のはまだ描かれてませんが、みな宗教が絡みに絡んで、複雑な環境で育ってきたようです。透は教団のことは知らなかったけど、母親が何かからずっと逃げてきたことは認識してます。何度も引っ越してきたようですし。

一度でも教団に関わったらどこまでも監視がつく

透の母親が言った言葉です。

一度でも関わったら逃げられないなんて、マジで怖いです。

どうなる4巻!?

本殿から脱出を試みる透たち。
本当に悪夢のようなこの場所から逃げられるのか?!

逃げだせたとしても、教団自体を壊さないとずっと追われる人生が待ってるのは明白です。

続きが楽しみです♪

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絶望の楽園 現在3巻